2012年08月31日

A Monster Calls

1406339342A Monster Calls. Patrick Ness, Siobhan Dowd
Patrick Ness
Walker & Company 2012-02-01

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児童書ですが、大人が読んでも消化しきれないほどテーマは重く深いです。

主人公は母と二人で生活する少年コナー。
母と父は数年前に離婚し、父親は今アメリカで新しい家族と生活している。
母親は癌を患い、化学療法を繰り返している...。
時々、祖母(母の母)がやってくるが、働く女性でもある祖母は一般のおばあちゃん像とは少し違っていて、コナーとはあまり気が合わない。
そして、学校でもトラブルを抱えているコナー。
なにより、夜になると悪夢と、怪物の呼ぶ声に悩まされているのだった。

もうね、ざっくり書いただけでも重たい話ですが、ストーリーの中身はこんなもんじゃありません。
正直、子供が読んだらトラウマになっちゃうんじゃ?と不安に思ったほど。まぁ、それは自分がコナーと同じ年ごろに父を亡くしている(ウチは長患いではなかったんですが)からかもしれませんが。
とはいえ、とても素晴らしい話でした。
大人でも子供では自分一人では背負いきれない何かを背負ったときに、どのようにしてそれを乗り越えるのか...うん、良い話だった。

原案はSiobhan Dowd、作品を完成させないうちに亡くなったようで、そのプロットからPatrick Nessが書きあげたそうです。

邦訳はこちら。

4751522221怪物はささやく
パトリック ネス ジム ケイ
あすなろ書房 2011-11-07

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posted by ぷぅ at 14:21| Comment(0) | TrackBack(0) | Patrick Ness

2012年08月13日

False Impression、読了。

0312939779False Impression
Jeffrey Archer
St Martins Mass Market Paper 2006-11-28

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謎よりもキャラクターや話の展開で読ませるタイプのミステリー。

表紙にもあるようにゴッホの自画像をめぐる話です。
イギリスの没落貴族、ルーマニアの元独裁者チャウシェスクに関連する人々、FBI、日本人の実業家などが出てきて、しかも9/11のテロまで絡んでくるという。
いかに相手を出し抜くかというのがカギです。(その割に詰めの甘いところもありましたが:笑)

割と予想通りに展開したんですが、そこんところも安心感があって良かった。
話しの激しい飛躍も少ないので英語も読みやすいです。
posted by ぷぅ at 10:22| Comment(0) | TrackBack(0) | Jeffrey Archer